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アクションラーニングとは

ALキーワード た

多様性

アクションラーニングにおけるチームのメンバー選出基準の重要なポイントの一つとしてメンバーの多様性(職位、学歴、経験)がある。多様なメンバーからの質問は、問題の多角的な視点からの深堀を促し、問題の再構成を促していく。省察的で多角的な質問プロセスによって、上下関係のあるチームでも階層をフラットにすることができ、生産的なミーティングが可能となる。

チーム

アクションラーニングにおいては、チームが活動の単位である。チームで課題解決に取り組むことが活動プロセスの核であり、6~8人(できるだけ多様なバックグラウンドをもったメンバーが望ましい)のチームメンバーによる多くの問いかけとリフレクションにより、対話を深めていく。その結果、チームは課題を共有し、課題解決行動に当事者意識を持つようになる。チームでの課題解決プロセス、コミュニケーションプロセス、対話をじっくりと振り返ることで、チームとしての学習を生み出し、その学習を振り返ることでチームそのものが成長していくのである。

チーム学習

「最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か」を記したP・センゲは、学習する組織を構築するための5つのディスシプリンを提唱し、チーム学習をそのうちの一つとしてあげている。すなわち、チームメンバーが心から望む共有ビジョンを構築し、システム思考を導くためにはチ-ム学習が必要だと説明している。
アクションラーニングでは、チームセッションの中でメンバー本人の振り返り(リフレクション)と、他のメンバーからの自由で正直な問いかけやフィードバックを奨励している。そしてメンバーが挑戦すべき課題やそれまでの経験について議論し、共有し、議論したこと共有したことを蓄積するチームの活動の中で、チーム学習が推進されていく。アクションラーニングのチームセッションはチーム学習の雛形といえる。

突っ込んだ質問

アクションラーニングでは多様な観点からの質問が好ましいとされているため、特に決まった形の質問形式はない。しかしながら、チームが問題を理解し、再定義し、目標を共有し、解決のための行動計画案をたてる力となる。そんななかで、突っ込んだ質問はグループメンバーに問題をより深く、より広く考えさせる質問、たとえば「なぜこんなことが起きたのでしょうか?」を用いることで、もう一度問題の全体かつそのものをふり返るような質問は非常に重要である。ALコーチはこうした質問が出るように場作りを行っていく。

ディスカッションとALセッションの違い

アクションラーニング(マーコードモデル)におけるセッションは、ディスカッションとは異なる。最も違うポイントは通常のディスカッションでは発言している人が自分の考え方の基礎となる提や価値観、信念を正当化し、擁護しながら自分の発言を展開するが、ALセッションでは、発言(問いかけも含む)をしながら、自分の考え方の基礎となる前提や価値観に問いかけることが求められる。
この違いのために、ALセッションではALコーチが問いかけを促進し、セッションの場についての振り返りの場を支援することで、ALセッションが互いに聴きあうことと学習することを重んじる特別なコミュニケーションを可能とする。そして、この特別なコミュニケーションが、業務で抱える現実の問題や課題の創造的探求を行い、解決策を生み出すことになるのである。

トリプルループ学習

マーコードモデルでは、メンバーはシングルループ学習、ダブルループ学習、そしてトリプルループ学習まで可能であるとしている。シングルループ学習は問題の直接的な原因や解決策を見出す学習で、習慣的な問題の捉え方から解決策を見出す学習である。また、ダブルループ学習は問題の根本的な原因を探り、解決策を生み出す学習で、問題意識そのものを問い直す学習といえる。シングルループ学習とダブルループ学習は学習論で比較的よく指摘されるが、トリプルループ学習というのはあまり言及されていない。というのはトリプルループ学習が問題の原因や解決策を生み出す文化や前提思考、価値観などを問い直す学習であり、簡単に生じる学習ではないからである。
しかし、マーコードモデルでは、アクションラーニングの質問と振り返りのプロセスにより、トリプルループ学習を生み出すことが可能だとしている。トリプルループ学習は組織変革には必要な学習プロセスであることから、このメソッドは組織変革プログラムに適しているといえる。

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